ステークホルダーとの取り組み
関連するSDGs
地域社会への貢献に対するYKK APの考え方
YKK APの企業活動の根底には、“他人の利益を図らずして自らの繁栄はない”という「善の巡環」の精神が貫かれています。
この精神のもと、"地域との共生"を大切に考え、事業を通じた社会貢献活動をはじめ、地域に根ざしたボランティア活動や環境保全活動、将来を担う子どもたちに向けた次世代教育支援に取り組むことにより、地域社会の課題解決に寄与し、「人と自然が共生する未来」を実現することを目指しています。
国内・海外においてそれぞれの地域のニーズに応じた活動に取り組み、継続していくことで、地域に信頼され、社会に愛される会社であり続けることを目指すとともに、地球環境を未来へつないでいきたいと考えています。
2023年度の総括と今後の展開
2023年度は、国内・海外の各拠点や部門において合計153件の社会貢献活動に取り組みました。今後も継続的に取り組み、地域社会の課題解決に貢献していきます。
テーマ | 2023年度計画 | 2023年度実績 | 2024年度計画 | |
---|---|---|---|---|
社会貢献数※1 | 各拠点2件以上 | 各拠点2件以上(計153件) | ○ | 各拠点2件以上 |
※1:YKK APグループ(国内+海外)
次世代教育支援
協賛企業として学生たちと交流 「窓」から考えるサステナビリティ
SDGsをテーマに高校生と企業が交流・議論するイベント「第4回SB Student Ambassador ブロック大会」が2023年9月~11月に全9大会開催され、四国大会・西日本大会・東日本大会・北陸大会にYKK APが協賛企業として企業講演に登壇しました。講演では、窓メーカーの視点からカーボンニュートラルや、建築における窓の重要性を説明。環境を守る際に生じる課題を整理し、これからの住まいの在り方を議論しました。これからの社会を担う若者世代への気づきを提供するとともに、自社の取り組みを積極的に発信していきます。
教室への内窓設置効果を学生たちへ講演 身近な「窓」から考える気候変動対策
高校生の探究学習・キャリア教育の支援のため、長野県内の高等学校で講演会を開催しました。この活動では、長野県の「生徒発 気候危機突破プロジェクト」の一環として、教室の内窓の設置を生徒たちも一緒に行い、その内窓設置による教室内の環境改善の検証結果を講演会で共有しました。具体的には、YKK AP商品開発本部 価値検証センターによる夏季・冬季の温熱効果や遮音効果の検証結果を基に、内窓設置による改善効果を詳しく説明しました。これにより、カーボンニュートラルへの理解促進や、「窓」の環境改善への重要性について生徒たちに理解を深めていただくことができました。
地域貢献活動
富山県の「プロスポーツ×地域貢献活動」を支援
YKK APは2024年1月、富山県のプロスポーツチームの地域貢献活動等活性化事業に賛同し、県の企業版ふるさと納税の制度を活用してスポーツ振興に対して寄付金を贈呈しました。寄付金はプロバスケットボールチームが主催するイベント運営や地域貢献活動に使用されます。この寄付に対する感謝状の贈呈式が2024年2月に富山県庁にて開催されました。今後も行政と連携して各スポーツやチームの資源、特色を生かした活動を支援し、地元チームを応援する機運の醸成や、更なるスポーツの振興と地域の活性化を支援していきます。
YKK AP中国社が、最も愛のあるボランティア組織として表彰
YKK AP中国社が、2023年宝安区最も愛のあるボランティア組織として共青団深圳市宝安区委員会から初めて表彰されました。YKK AP中国社のボランティアチームは設立以来、地域貢献活動やボランティア活動など、さまざまな取り組みを展開してきました。特にコロナ禍後は、社会福祉活動に積極的に参加し、交通事故撲滅への働きかけや、児童発達支援施設への訪問、高齢者や障害者支援といった活動を推進してきました。このような取り組みが、愛のあるボランティア組織であると評価され、表彰に至りました。
マングローブ植樹で脱炭素に貢献
YKK APインドネシア社は社会貢献の一環として、2015年からタンゲラン地区の関連政府機関や農業パートナーと協力し、マングローブ保全に取り組んでいます。マングローブは二酸化炭素吸収量が非常に高く、脱炭素にも貢献できると考え、これまでに計31,000本の苗木を植樹してきました。2023年6月に植樹したのは「ブルギエラ・シリンドリカ」という品種。苗床で人間の援助が必要、かつ、年に1度しか種まきができないため、保護の必要がある希少なマングローブです。今後も継続してこの環境保全活動の取り組みを続けていきます。
社会貢献活動一覧 さらに詳細な情報
次世代教育支援(国内)(2024年 6月現在)
以前グリーンカーテン設置箇所補修
(1校10名)
推進部
APブースへの訪問 400名
支社
(1校280名)
地域貢献(国内)(2024年 6月現在)
参加者
メダカ:150匹
(内、近隣住民は125名)
黒部製造所
黒部越湖
製造所
黒部荻生
製造所
黒部越湖
製造所
黒部荻生
製造所
工場
1名参加
パネル展示、商品サンプル、配布物等
説明員として1名参加
黒部越湖
製造所
黒部荻生
製造所
滑川製造所
説明員として2名参加
黒部越湖
製造所
黒部荻生
製造所
滑川製造所
233名
個人参加が2,191名
(20,093食提供)
(六甲アイランド地域振興会清掃活動)
市民参加の一斉清掃活動「クリーンアップなめりかわ」に参加し、滑川駅、スパー農道沿いを清掃
工場
3名
工場
工場
工場
製造所
製造所
製造所
次世代教育支援(海外)(2024年 6月現在)
大連社
インドネシア社
北米テクノロジーズ社
台湾社
蘇州社
地域貢献(海外)(2024年 6月現在)
アメリカ社
台湾社
中国社
アメリカ社
5セッション
(米、食用油、インスタントラーメン、ケチャップなど)
インドネシア社
台湾社
大連社
アルミ形材部品
蘇州社
20個の小記念品を贈呈
アメリカ社
(準備期間:2022年12月~2023年6月)
インドネシア社
蘇州社
中国社
大連社
アメリカ社
中国社
アメリカ社
- 海岸清掃、マングローブ教育
- 廃棄物管理に対する意識の向上
インドネシア社
-パタヤの自然環境を美しく維持するボランティア活動
タイ社
蘇州社
蘇州社
中国社
大連社
-工場敷地内および周辺地域の清掃