ダイバーシティ&インクルージョン
基本的な考え方
当社では、人材の多様性を活かすことで新たな価値を創造し、国際社会における将来の競争力向上を図るため、「ダイバーシティ&インクルージョン宣言」を発信しています。特に、女性社員の採用強化・キャリア開発支援、障がい者の雇用拡大・定着を重要課題として位置付けています。
ダイバーシティ&インクルージョン宣言
私たちは、「公正」の考えに基づき、年齢・性別・学歴・国籍・障がい等によるお互いの違いを認めあい受け入れることで新たな価値を創造していきます。
- 世代を問わず、誰もが「働きがい」をもって活き活きと働くことのできる職場づくりを目指します。
- 営業・製造・技術・管理の各分野で、多様な視点を活かした提案・改善ができるよう、女性リーダーの育成に取り組みます。
- 一人ひとりが多様な価値観を持つことで社会の要請に対応できるYKK APを目指します。
ダイバーシティの推進
多様な人材が活躍するための就業環境整備
兼業・副業制限の緩和や短時間勤務制度の導入など、多様な人材が活躍できる環境整備や制度設計に取り組んでいます。今後は、介護への不安軽減や仕事との両立のしやすさを向上させていきます。2022年度からは配偶者の転勤に同行を希望する場合、勤務地変更を申請できる制度を設けたことで、退職することなくキャリアの継続が可能となっています。多様な人材が活躍できる環境整備や制度設計を進める他、女性社員の採用強化・キャリア開発支援、障がい者の雇用拡大・定着を重要課題として位置付けています。
女性活躍推進
第6次中期経営計画における女性社員のキャリア開発支援プログラム「APWoman キャリアアッププログラム(通称:マドキャリ)」では、キャリア研修などの各種研修や社内交流会の実施、メンター制度の運用など、参加者の長期的なキャリア形成に向けた支援を行っています。さらにマドキャリ参加者の希望者が参加する「APキャリアカフェ」では、ロールモデルとなる女性管理職との対話や、同じ悩みを抱える人との情報交換を通して、管理職就任に対する不安や悩みの解消につなげています。
海外会社体制の進化
世界12カ国/地域でグローバルに事業を展開する当社は、海外会社における経営に現地社員の登用を進めています。当社が世界のリーディングカンパニーをめざす上で、われわれの企業精神に共感し、各国/地域の文化や背景を深く理解している人材は不可欠で、現地に根ざした経営のアプローチこそが、現地の顧客に最適な商品やサービスを提供することにつながります。すでに、アメリカ社、中国社、大連社、台湾社、ボルーカ社(インド)では現地の人材が経営トップを務めています。