環境戦略と指標
環境戦略
YKK APはビジョン「Evolution2030」の中で、「地球環境への貢献―脱炭素化・循環型社会実現に向けた仕組みづくり」を方針に掲げました。また、YKK APでは2050年の目指す姿として「事業活動におけるライフサイクル全体を通して“環境負荷ゼロ”を実現」を掲げており、その実現に向けて中期環境政策の中で指標を設定しています。
その指標として、YKKグループ全体で策定した「YKKグループ環境ビジョン2050」に基づき、2021年度~2024年度の中期環境政策では「気候変動」「資源循環」「水」「生物多様性」の4つの環境課題について目標を設定し、達成に向けて取り組んでいます。
<環境への取り組み経緯と2050年の目指す姿>
YKKグループ環境ビジョン2050
YKKグループ全体で更に高いレベルの環境経営を実現するため、2019年4月、環境への取り組みの長期的な方向性を示す「YKKグループ環境ビジョン2050」を策定しました。
「気候変動への対応」「資源の活用」「水の持続的利用」「自然との共生」という4つの項目それぞれに対して、2050年の将来予測と目指す姿を踏まえ、YKK APの環境政策における重要課題の抽出、特定と環境行動計画への反映を行っています。
気候変動への対応
水の持続的利用
資源の活用
自然との共生
YKK APの環境関連のリスク・機会
YKK APの事業活動に関わる環境関連のリスク(●)と機会(●)を以下のように抽出しました。機会については、社会にとっても自社の成長にとっても良いこと(社会にとってプラスとなる貢献●)なので、さらに伸ばしていくべき課題、リスクについてはその影響をさらに小さくする(地球環境負荷となるものを極力少なくする=”ゼロ”をめざす●)ことで持続可能な社会に貢献できると考えます。
2024年度 YKK AP環境方針、行動計画
YKK APは、環境経営方針を受けて、環境マネジメントシステムを継続的に改善しながら、ライフサイクルの全ての段階で環境価値を創出するとともに、環境負荷ゼロに向けたグローバルな環境負荷低減活動を実践します。
特に、以下の4つの環境課題について、目標を設定し、その達成に向けて行動します。
気候変動
温室効果ガス削減に寄与する商品や気候変動対策商品を積極的に開発・販売します。
また、事業活動やバリューチェーンからの温室効果ガス排出ゼロに向けて、効率的なエネルギー使用と再生可能エネルギーの導入を推進します。
資源循環
資源投入量を最小化するために、材料の社内外循環利用と包装資材の削減に取り組みます。また、事業活動における廃棄物排出量の最小化に向け、分別の徹底と有価物化を進めます。
水
水の持続的利用に向け、事業活動における水の循環利用や排水の環境負荷低減に取り組みます。
生物多様性
自然と共生し、地域・社会に貢献する人材の育成と全員参加型環境活動を実践します。