ニュースリリース

「YKK AP環境報告書 2026」発行

国際的な環境非営利団体CDPによる「サプライヤーエンゲージメント評価」で最高評価「A」を獲得

企業情報

 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、2025年度の環境への取り組みをまとめた「YKK AP環境報告書 2026」を発行しましたので、お知らせします。

 当社は2030年に向けたビジョン「Evolution2030」の方針の1つに「地球環境への貢献」を掲げ、脱炭素化・循環型社会の実現に向けた仕組みづくりを進めています。2025年度は「第7次中期環境事業計画」(2025~2028年度)の初年度となり、環境経営方針で掲げる「気候変動(カーボンニュートラル)」「資源循環(サーキュラーエコノミー)」「水保全」「生物多様性」の4つの環境課題に取り組みました。中でも気候変動については2013年度比で自社CO2排出量(スコープ1+2)を44%削減、サプライチェーンCO2排出量(スコープ3)を30%削減しました。また、国際的な環境非営利団体CDP(※1)による「サプライヤーエンゲージメント評価」において脱炭素社会への取り組みが評価され、最高評価「A」を獲得しました。
 報告書の詳細は当社WEBサイトに掲載しています。環境データを含むサステナビリティ全般に関しては、下記「YKK APサステナビリティデータブック 2026」より確認できます。

CDP2025
サプライヤーエンゲージメント評価「A」を獲得

「YKK AP環境報告書 2026」
https://www.ykkapglobal.com/ja/sustainability/environment/report/

 

「YKK APサステナビリティデータブック 2026」

https://www.ykkapglobal.com/ja/sustainability/activities-data/data/

2025年度 環境活動のポイント

【1】気候変動(カーボンニュートラル)

 ・自社CO2排出量(スコープ1+2)を2013年度比44%削減[①]
 ・サプライチェーンCO
2排出量(スコープ3)を2013年度比30%削減[①]

【2】資源循環(サーキュラーエコノミー)

 ・廃棄物排出量を2016年度比18%削減[②]
 ・廃棄物原単位(※2)2016年度比39%削減[②]

【3】水保全

 ・水使用量を2013年度比36%削減[②]

【4】生物多様性

 ・社会貢献活動の実施件数234件[①]

  ①YKK APグループ(日本+海外)、②YKK APグループ(日本+海外製造拠点)

 

■2025年度の主な取り組みと成果

【1】気候変動(カーボンニュートラル)
スコープ1+2では、自社敷地内への自家消費型再生可能エネルギーの導⼊および燃料転換、省エネを主軸とした対策を推進。これまでに国内外15拠点に17,800kW(前年度比約1.1倍)の太陽光発電を導入しました。結果、2025年度CO2排出削減量は年間11,000t(前年度比約1.5倍)に相当し、2013年度比で44%削減しました。スコープ3ではリサイクルアルミ利用率を高め、物流の効率化や生産性向上に取り組むことで、2013年度比で30%削減となりました。
環境政策の指標として、樹脂窓等の高断熱商品による「CO2削減貢献量」(※3)を数値化しており、2025年度は2020年度比で226%を削減しました。2025年10月には、リサイクルアルミを100%使用したアルミ建材「Re・AL(リ・アル)」を使った物件対応を開始。当商品は第三者検証の環境製品宣言「SuMPO EPD」を取得(※4)しており、原材料調達・輸送・製造過程のCO₂排出量を85%削減(※5)することができます。

リサイクルアルミ使用比率100%のアルミ建材
「Re・AL」対象商品イメージ

【2】資源循環(サーキュラーエコノミー)
アルミについては、社内リサイクル率100%を達成しており、社外品リサイクルの割合を高める取り組みを進め、リサイクルアルミ使用比率は59%に達しました。樹脂では、製造過程で発生する端材・切粉を資源として樹脂製品へ再生させることにより、社内リサイクル率は100%を達成しました。さらにガラスにおいては、滑川製造所(富山県滑川市)に複層ガラスの破砕機を導入して社内処理を開始。製造過程で発生したガラスくずをカレット(※6)とスペーサー(※7)に選別し、これまで廃棄物となっていたガラスくずの再資源化を開始しました。これらの取り組みの結果、廃棄物排出量について2016年度比で18%削減を達成しました。

ガラスくずを選別して破砕後、回収したガラスカレット

【3】水保全
持続的な水利用の実現と、渇水などの水リスク低減による事業継続性の向上を目的に、生産工程における取水量の削減や循環利用を推進。工業用水の受け入れ量の見直しや洗浄水の多段利用(リユース)、配管更新による漏洩対策等の取り組みにより、水使用量で2013年度比36%、水原単位で54%の削減を達成しました。

水使用量の推移

【4】生物多様性
国内外の各拠点で植樹による緑化活動や地域の環境保全、生物多様性にまつわる教育支援など、地域のニーズに応じた社会貢献に取り組みました。

■第7次中期環境事業計画 「主要テーマの2025年度 計画と実績」

テーマ

指標

2025年度計画

2025年度実績

達成度

環境課題

気候変動

自社CO2排出量 スコープ1+2[①]

244千t-CO2

(2013年度比43%削減)

239千t-CO2

(2013年度比44%削減)

エネルギー原単位[③]

前年比1.3%削減

前年比0.4%削減

商品使用時のCO2削減貢献量[①]

1,211千t-CO2

(2020年度比252%)

1,084千t-CO2

(2020年度比226%)

×

資源循環

廃棄物排出量[②]

18.4千t

(2016年度比10%削減)

16.9千t

(2016年度比18%削減)

廃棄物原単位[②]

2016年度比37%削減

2016年度比39%削減

廃棄物リサイクル率[②]

98%

98%

水保全

水使用量[②]

7.94百万m3

(2013年度比37%削減)

7.99百万m3

(2013年度比36%削減)

水原単位[②]

2013年度比57%削減

2013年度比54%削減

生物多様性

社会貢献件数[①]

220件

234件

達成度・・・◎計画以上、○計画通り、△一部未達(>90%)、×未達
①YKK APグループ(日本+海外)、②YKK APグループ(日本+海外製造拠点)、③YKK APグループ(日本)

■今後の展望
2026年度はサステナビリティ統括部を新設し、商品開発、製造、デジタル推進(DX)など各分野が密に連携し、環境を含めたサステナビリティ戦略を全社横断で推進していきます。今年度の「気候変動」「資源循環」に関する取り組みについて下記に紹介します。

【1】気候変動
2013年度比でスコープ1+2の51%削減、スコープ3の31%削減を目標に設定。全国で実証実験を進める「建材一体型太陽光発電(BIPV)」の事業化により、「窓で発電」の社会実装を目指します。
製造現場では⾃家消費型再⽣可能エネルギーの導⼊をはじめ多角的な脱炭素・省エネ活動を推進。今年度の創エネ導入量は20,500kWとなり、自社電力使用量の約5%をまかなう見込みです。

BIPV実証実験ハウス(広島市)
「HIROSHIMA ZERO BOX」

YKK AP自社CO2排出量

【2】資源循環
アルミや樹脂素材においては資源循環の推進に加え、グリーンアルミ(※8)の活用を進めるとともに、使用済み樹脂窓のリサイクル実現に向けた取り組みを進めます。ガラスは、2025年度に開始した複層ガラスくずの有価物化を継続し、量の増大に努めます。

 

※1:「Carbon Disclosure Project(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)」の略で、企業や自治体の気候変動対策や環境問題への取り組み状況を評価し、情報開示を求めるイギリス発の組織
※2:売上高当たりの廃棄物排出量
※3:アルミ窓(複層ガラス)から高断熱窓に変更することで削減可能なCO2排出量に、年間販売窓数を乗じた値
※4:一般財団法人サステナブル経営推進機構が運営するLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品のライフサイクル全体(原料調達から廃棄・リサイクルまで)にわたる環境負荷情報を定量的に開示する環境ラベル。「Re・AL」はこの第三者検証を2025年5月に取得。
https://ecoleaf-label.jp/epd/2271
※5:新地金100%アルミ形材比
※6:廃ガラスを破砕し、再利用可能な原材料として調整されたガラス片
※7:複層ガラスにおいて、2枚以上のガラスの間隔(中空層)を一定に保つための枠状の部品
※8:地球環境にやさしい再生可能エネルギーを使って作った新地金

高解像度画像は、以下よりダウンロード頂けます。

ニュースリリース全文をPDF形式でダウンロード頂けます。

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