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YKKグループ行動指針
世界各国/地域のYKK グループ社員が共通した認識をもって遵守すべき行動規範として「YKK グループ行動指針(YKK Group Code of Conduct)」を策定しています。
「YKKグループ行動指針」について
YKKグループではYKK精神、経営理念を踏まえた世界中のYKKグループ社員が実践するための行動規範として、2008年に「YKKグループ行動指針」を策定しました。その後、昨今の社会的要請の変化やサステナビリティの重要性の高まりを受け、2021年度に改定を行いました。
「YKKグループ行動指針」は7原則と29の細則からなり、これらの原則・細則は、国連グローバル・コンパクトが掲げる10原則や、国際労働機関(ILO)が掲げる基本8条約を参照・準拠しており、SDGsにもつながるものです。世界中の社員一人ひとりがこの「YKKグループ行動指針」を実践し、あらゆるステークホルダーから信頼していただけるよう取り組んでいきます。
YKKグループ行動指針(YKK Group Code of Conduct)
1.コンプライアンス
私たちは、常に法令および社内規則の遵守と、社会的要請への対応を念頭に置き、職務を遂行します。
コンプライアンス
私たちは、職務を遂行する全ての場面において、事業活動を行う国/地域に関係する法令および社内規則を遵守し、社会的要請に対応します。
遵守すべき内容の理解
私たちは、常に最新の法令、社内規則および社会的要請について理解した上で職務を遂行すべく、研修等を通じた研鑽に努めます。
公正かつ誠実な行動
私たちは、公正であることを事業活動の基盤とし、常に誠実を貫き、問題や懸念が発生した場合はすみやかに報告し、是正・予防措置を講じます。また、法令および社内規則に基づき、報告者に対する不利益な取り扱いが無いよう徹底します。
2.公正な事業慣行
私たちは、社会と公正かつ健全な関係を保ち、ともに繁栄していくために、信頼に基づいた関係を築きます。
お取引先との信頼関係
私たちは、サプライチェーン全体で社会的責任を果たすため、お取引先にも社会的責任の履行を求めるほか、購買条件の観点からサプライヤーを選定し、信頼に基づいた公正な取引関係を築きます。
競争法の遵守
私たちは、常に競争法を遵守し、公正、透明かつ自由な競争、取引を行います。
贈収賄と腐敗の防止
私たちは、公務員、民間、または直接か第三者を通じた取引かを問わず、贈収賄への関与を行わないことはもとより、腐敗行為は一切行いません。
反社会勢力との関係遮断
私たちは、社会秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力とは、一切関係を持ちません。便益の供与を請求された場合でも毅然とした態度で拒絶します。
知的財産権の適正活用
私たちは、自社の知的財産権を適切に維持・活用し、他社の知的財産権侵害を防止するために必要な管理と改善を継続的に行います。
資産および情報の管理と利用
私たちは、法令および社内規則に従い、会社資産、秘密情報および個人情報の保護・管理に努め、第三者の資産、情報も適切に取り扱います。また、情報管理のルール整備や適切な運用管理と改善を継続的に実施し、情報セキュリティの維持・向上を図ります。
情報の開示
私たちは、法令および社内規則に従い、ステークホルダーに対して公正、適時、正確かつ理解しやすい情報開示を行い、建設的な対話に努めるとともに、透明性を持って説明責任を果たします。
適正な会計および税務処理
私たちは、法令および社内規則に従い、適正な会計および税務処理を行います。
利益相反の禁止
私たちは、業務にあたり公私の区別を明確にし、会社と利害が対立する行為は行いません。
3.人権の尊重
私たちは、グローバルに事業を展開する企業として、事業活動に関わる人々、地域・社会の人々の人権・人格・個性を尊重します。
児童労働、強制労働の禁止
私たちは、各国の法令で定められている最低年齢を下回る児童は雇用しません。また、本人の意思に反するあらゆる形態の強制労働を許容しません。
差別、ハラスメント、虐待の禁止
私たちは、事業活動における差別やいじめ、身体的、性的、心理的等の虐待行為やハラスメント行為をはじめ、その他いかなる種類の脅迫行為、人権を侵害する行為を許容しません。
結社の自由と団体交渉の権利の尊重
私たちは、結社の自由および団体交渉を行う権利をはじめとする、従業員の基本的権利を尊重します。
慣習の理解と法令遵守
私たちは、事業活動を行う全ての国/地域の慣習の理解に努め、労働関連法等を遵守します。
多様性の尊重
私たちは、人種・民族・国籍・宗教・思想・信条・性別・年齢・身体的特徴・性自認・性的指向等の多様性を尊重し、ダイバーシティ経営を推進します。また、多様な人材が十分に力を発揮できる制度や環境づくりを行います。
4.環境との調和
私たちは、環境との調和を図り、社会に貢献します。
環境マネジメント体制の構築と運用
私たちは、環境マネジメント体制を構築し、適用される環境に関わる法令、規則等の要求事項を遵守し、商品の開発・製造・販売・廃棄等のあらゆる事業活動を通じて、環境への影響を削減します。
気候変動への対応
私たちは、気候変動問題に対応するため、省エネ活動を通じて事業活動で使用するエネルギー使用量を低減させるとともに、再生可能エネルギーを導入することで温室効果ガスの排出量を抑制します。
資源の活用
私たちは、ものづくりの企業として、資源の持続的な活用を目指した商品の開発・販売に努めるとともに、新たな製造の技術革新による資源の有効活用を推進します。
水の持続的利用
私たちは、地域社会の一員として、地域の重要な共通資源である水が持続的に使用できるよう、取水、排水の最適化に努めます。
自然との共生
私たちは、自然との共生を目指し、使用する化学物質の適正な使用、保管、処理を通じ、自然環境への影響を最小化するとともに、緑地の維持や植樹活動等により生態系を保全します。
5.安全衛生
私たちは、全員参加で働きやすい職場環境を形成します。
安全で安心な職場環境の推進
私たちは、あらゆる職場におけるリスクの最小化を図り、安全で安心な職場環境づくりに努めます。また、全ての社員が心身ともに健康で働き続けられる環境を提供します。
安全の意識づけ
私たちは、教育等を通じ、安全意識を向上させます。
労働安全衛生マネジメント体制の構築と運用
私たちは、労働安全衛生マネジメント体制を構築し、適用される労働安全衛生に関わる法令、規制等の要求事項を遵守し、労働災害の防止に取り組みます。
防火・防災の対応
私たちは、防火・防災の対策を徹底し、人命を第一優先として対応します。
6.商品の品質及び安全性
私たちは、お客様との「信頼」を大切にし、品質への「こだわり」をもって安全・安心な商品・サービスを提供します。
技術に裏付けられた価値創造
私たちは、お客様や社会のニーズに対し新たな価値を提供できるよう、研究開発から製造、販売、アフターサービスまでの全てのプロセスで創意工夫をこらし、ものづくりに取り組みます。また、こだわりをもって品質と安全を追求します。
トレーサビリティ
私たちは、取引先と連携を図りながら、サプライチェーンにおける透明性とトレーサビリティの確保に努めます。
7.コミュニティへの貢献
私たちは、地域社会とともに成長し、いつの時代も愛される企業でありつづけるために、事業活動を通じた国際社会への貢献活動にも積極的に取り組みます。
社会貢献活動
私たちは、事業活動による地域の発展に寄与するとともに、地域コミュニティの一員として、その特色を活かした教育や地域の活性化、そして国際交流のバックアップなどの社会貢献活動に取り組みます。
(2021年6月改定)